2018年12月にAppleがサードパーティに対しUSB-C to Lightningケーブル製造の許可をだしました。
いわゆるMFi(Made for iPhone)認証付きのAppleお墨付き製品というわけです。
それまではAppleの純正品のみが販売されていましたが、約2000円弱とそれなりの価格設定でした。
しかし、サードパーティからから発売となると値段の抑えられた製品が多く出てくるものと思われるので、消費者側にとってはとてもいいニュースです。
が、このニュースを皮切りにガジェット系メディアでは不穏な記事が目立つようになってきましたので今回はそのお話をしたいと思います。
2019 iPhoneにはUSB-Cは搭載されない?
事前の予想やリーク通りに2018年のiPad ProへUSB-Cポートが搭載されました。
以前から欧州ではケーブル規格統一に向けて委員会を発足させ動いており、企業側へも協力するよう働きかけ、当然Appleへもそれを求めていました。
独自規格のlightningケーブルを廃止しないと、欧州で販売させないよ?という圧力ですね。
また、MacBookにはすでにThunderbolt3(USB-C互換)ポートが採用されており、lightning接続であるiOS機器との接続性の悪さも消費者側から指摘されていました。
それらの状況からiPad ProへのUSB-C搭載は既定路線であり、その後の製品も徐々にUSB-Cへシフトしていくのだろうと予想されていました。
しかし、冒頭の話のとおり2018年12月にAppleがサードパーティに対しUSB-C to Lightningケーブル製造を開放しました。
それはつまり、今後も当面はlightning端子を使用していきますよと宣言したようなものです。
もしこれで2019年のiPhoneがUSB-Cになってしまったら、サードパーティからクレームがでてしまいますからね。
lightningで戦っていけるのか?

lightning端子が初登場したのはiPhone5でした。
当時は確かにケーブルの規格もMicroUSBなどが主流でしたので、Appleが性能の良い独自規格の端子を作るメリットもあったことと思います。
とてもコンパクトで両面どちらでも挿せるケーブルは消費者にも良い印象を与えていたはずです。
しかし2019年現在、USB-Cの普及でそれは過去のものとなりました。
映像、音声、データだけでなく高出力な電流まで流せてlightningと同じく表裏のないUSB-Cという最新規格は控えめに言ってもlightningより数段上の性能を持っています。
そして当然最新のAndroid搭載スマートフォンはUSB-Cを搭載したものがほとんどで、中にはUSB-Cハブまで同梱しているものもあります。
基本的な性能や最新技術など、最近Appleはこれらの製品より1周遅れと言われてしまうほど差をつけられており、lightning端子継続でこの差がより開くことが危惧されます。
まとめ
2018年のiPhoneはいわゆるマイナーチェンジ版のSシリーズであったため、2019年のiPhoneはフルモデルチェンジ版がでることと思います。
しかし、上記で述べたようにおそらくUSB-Cは搭載されないでしょう。
iPad ProではUSB-Cが採用されたことでとても汎用性が上がっただけに、もし本当にlightning継続となれば残念なことですね。
では!
